第2話、In a mellow tone by Lambert, Hendricks and Ross

ワインテイスティングの時、そんなものは全く入っていないのに、「チョコレート」、「イチゴ」とか「湿った土」などという味の表現をします。わたしはこのやり方でLambert, Hendricksand Ross (以下LHR)のIn a mellow toneを味わって楽しみたいと思います。


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「Annie Rossはトランペット」 “Mellowly, mellowly”とおだやかに歌ったかと思うと、今度はしゃがれたソプラノで酔いが回って気勢を上げている様なトランペットに変わります。

「Dave Lambertはクラリネット」いつ息つぎをするのか?と私の方が酸素不足になりそうです。細かい音のつながりが彼の穏やかな声と一緒になって上品なクラリネットの音に聞こえます。

「Jon Hendricksはサクソフォン」大胆で声になんとも言えない味があるJonは、話をしているように歌っていてもサクソフォン。



LHRの歌を聞いているとデュークエリントンのバンド演奏のような感じがしてきます。高低差の著しい細かな音の変化を軽くこなし、スキャットではなく、音のひとつずつに歌詞を付けて歌う。滑舌豊かでないととても間に合わないスピード感にエネルギッシュな若々しさを感じます。50年経っているとは考えられないほど新鮮でしゃれています。

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若者がメローになるというのはどういう時でしょうか。息子によれば、一杯飲んで気分が良くなってリラックスしてゆっくりのんびりしている、そんな感じだそうです。この歌のメロディーは、同じような旋律を何回も繰り返すRiffが多いので、かったるく、退屈な感じがしますが、リズムに乗ってしまうと返って心地よく、陶酔するような感覚に陥ります。メローな雰囲気が伝わって来て、LHRの歌に魅せられ、何回聞いてももっと聞きたい気持ちです。



今回の佳子先生の編曲は「力がこもっている」と団員から好評を博しています。これからDream Girlsが加わったら増々すごくなりそうですね。練習を重ねブルースカイズらしい味を出して長く大切にしていきたい曲です。

by M.S.

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