この春ブルースカイズにとっては10回目、私にとっては7回目のコンサートが終わり、
また、新たな曲との出会いが始まっています。
どの曲もそれぞれに素敵ですが、その中でも、私にとってご機嫌なのが、
Sさんも取り上げてらっしゃいました、The Lady Is A Tramp
です。
その時代(昭和初期、今から80年も前です!)の形式的な慣習から自分を解き放つ自由さを
感じ、自然と笑顔になります。また、この曲は混声だからできる、男性と女性の掛け合いで
歌うように編曲されている箇所がありとても楽しいです。
瑞々しい感受性を持っていた頃の記憶の細い糸を手繰り寄せながら、
なるべく気持ちを込め、また、リズムを感じながら、不器用ながら、歌っていきたい
と思います。
年数を重ねていくうちに知らない間に「物忘れ」に磨きがかかり、
「物忘れをする」ということさえ忘れがちの昨今の私ですが、暗譜という宿命(?)を
背負いながらも、今年も秋の横浜ジャズ、来春の11回目のコンサートを目指して
諸先生方のご指導のもと楽しく頑張りたいと思います。
(M.H.)