私が洋画と洋楽に初めて触れたのは、兵庫県の片田舎での疎開生活を終えて上京して来た
中学3年(1953年)の春でした。それまでは、ちゃんばら映画(坂妻、あらかん、千恵蔵等)や
歌謡曲しか知らなかった少年が、生まれて初めて西部劇(「シェーン」)や
音楽映画(「グレン・ミラー物語」)に感動し、正にカルチャー・ショックを経験しました。
当時私が住んでいた東京・久が原の家の近くに雪村いずみの家があり、
デビュー仕立ての彼女が近くの中学校の講堂で歌うというので、駆け付けた事を覚えています。
Jazzについては、グレン・ミラー・ナンバーから入っていったので、当初はビッグ・バンド
(ハリー・ジェームズ等)のスィング曲や、彼等のバンドをバックにして歌う歌手
(フランク・シナトラ等)のスタンダード曲を聴いていました。 ♪ ♪ ♪
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