『来年のお正月に前田ホールでのジャズコーラスコンサートに出演しませんか?指導は洗足学園ジャズ科の中村誠一教授です』という小さな記事を地元のタウン誌で見つけ、へ-ッ!あの誠一さんが教授なんだ。あの愉快なおしゃべりで教えてくれるなんて楽しそうじゃない!と早速申し込んだのは、2001年6月のことでした。

終戦後の混乱期に田舎でも夜になると聞こえてくる進駐軍向けのラジオWVTR IN TOKYO(今のFEN)を聴いてカルチャーショックを受けてジャズに魅せられた僕は、人生後半にお酒が少し飲めるようになり、ジャズを唄わせてくれるお店でオダをあげていました。
コーラスは小学校の「朧月夜」以来初めてだけどジャズコーラスはカッコいいと、集合に指定された洗足学園のリハーサルルーム(フルオーケストラが練習出来る程のスペース)に出かけました。

洗足の事務の方々が、今のパートマネージャーや運営委員が奉仕の精神でやってくれている楽譜揃え、月謝集金、出欠調べ、等々を引き受けてくれ、練習は誠一先生が毎週テナーサックスで各パートを吹いてくれ、スリーリズム(ドラム、ベース、ピアノ)をアルバイトの学生さんがつけてくれるという贅沢なもの。1月6日のコンサート、オマケに学食での打ち上げパーテーまで締めて払った月謝が1万円!!こんな事が許されたのも、洗足学園の全面支援はもちろんのこと、高津文化協会や高津合唱団の協力があってのことですが、当時の90人を超えるメンバーはそういうものだと思っていたのですからよくバチが当たらなかったと思います。

歌唱指導はベテラン鈴木史子さん、ピアノも「本職のピアニスト」の岩崎先生になり、モダンな編曲とアルトサックスの演奏の大森明さんと、錚錚たるバックで練習が始まりました。誠一先生の「細部までガッチリ合わなくてもいい、それより楽しく、リズムを感じて、自由に唄おう」をモットーに、サックスやピアノについていきながら、募集文言通り、初心者でも歌えるようになりました。


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迎えたコンサートは前田ホールに650人の観客にご来場いただきました(もちろん無料)。
先生たち中心の3曲やアンコールを含め全8曲を歌い その上バンド演奏、史子さんのソロ、The  LUREの女性4人のユニットもあり、お客様にも満足していただけたと思います。

打ち上げの席では皆興奮気味で『一年限りでなく来年もやりたい』との声が多く、実行委員会の中でも自然に中心人物になっていたメンバーのリーダー格の田村さんが『来年も続けましょう』と言ってくれて、存続する事になりました。 しかし、その際に、青葉区で立ち上げられるジャズコーラス(朝日新聞などの支援による百人のジャズコーラス)への参加案内があり、そちらに移籍されるメンバーなどが出て、結局ブルースカイズは約60人という再出発でした。苦難の2年目からの様子はどなたか記憶のはっきりした方に譲りますね。よろしく!

ベースSW