出会いなどという大げさなものではないのですが、私が ジャズ というジャンルを初めて認識したのが、中学に入ったばかりの頃でした。そのころ、‘勉強’と偽って、深夜ラジオを聴きだしたのですが、「大石吾朗のコッキーポップ」という番組があり、(記憶違いでなければ・・・)そのオープニングに流れていたのが、「テイクファイブ」でした。


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夜のとばりの中にこの曲が流れてくるのを聴くと、大都会(死語ですネ)のネオンやら雑踏やらの夜の世界が頭の中に浮かび、子供ながらに、こんなカッコイイ音楽があるんだと感動したのを覚えています
それから何十年もの時が経って、今度は自分がそれを歌うという機会に出会ったのが、11年前の、この高津ジャズコーラス ブルー・スカイズのメンバー募集のチラシを市民プラザの片隅のラックに見つけたときでした。


すごく興味はあるけれど、楽器も弾けない、音符も読めない、英語の歌なんか歌ったこともない、きっとそんなんじゃあ入れないだろうなと思っていたので、チラシを持ち帰ったもののずっと連絡できずにいました。

でもどうしても気になって、ダメでもともと聞くだけ聞いてみよう!と電話をかけたのが、申し込み締切日の夕方でした。今思えば、きっとメンバーがそんなに集まってなかったのでしょう。

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あっさりと、どんな方でも大丈夫ですよ、どうぞどうぞ・・・とばかりに簡単に入れてもらえたのでした。当時はワンフレーズごとに、「はい、ソプラノさん・・・」「はい、メゾさん・・・」と音取りをしながら別々に練習が進んだので、録音を聴きながら練習してなんとかついていけたのですが、もし今のようだったらきっと入れていなかったと思います。そんなゆるい時に入団できたのは本当にラッキーでした。

当時録音していたカセットテープ(←時代遅れ)は、今は聴く事もないのですが、岩崎先生のピアノや、中村先生のサックス(たまにはピアノも!)の、「‘プロの音で練習している’という感動」とともに、大切な宝物です。いつまでもそんな気持ちで、この贅沢な時間を大切に長く続けていけたらいいなぁと思っています。

 先生方、皆様 これからもどうぞよろしく。


アルト N.M.