2012年07月

Come Fly Awayに大感激!

待望のブロードウェイミュージカル“Come Fly Away”の初日公演に行ってきました!Come Fly Away”はFrank Sinatraが歌う30曲の曲にブロードウェイやハリウッドや世界的なバレイ団の振付をしているトライラ・サープが演出・振付をしたブロードウェイミュージカルです。トライラ・サープは、今、最も注目されている世界的な女性振付家でトニー賞をはじめ数々の賞を取っています。Frank Sinatraの歌と14名のブロードウェイで活躍しているトップダンサーと13名編成のビッグバンドが織りなすダンスアドベンチャーで、歌はSinatraの声のみを収録してビッグバンドがバックで演奏するスタイルですから、目の前でSinatraがまさに蘇ってきたような錯覚に襲われます。

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ミュージカルといってもセリフは一切ありません。オープニングはなんとFrank Sinatraが生涯一度しか収録しなかったといわれている“Stardust”がアカペラで始まり、いきなりSinatraのコンサートを見ているように”Luck Be A Lady“でスィング120%のリズムにのってパワフルなダンスが始まりました。

ステージの設定はバー(日本でいうとクラブかな)、右奥にバーカウンター、テーブルが2つほどある、ダンスフロアという感じ…。ダンサーの中で4組のカップルが恋のさや当てをするようなストーリーで、すべてダンスで表現をするので、ある組は激しく、ある組はコミカルに、ある組はセクシーにと展開します。

ビッグバンドのアレンジはSinatraが世界一のエンタテイナーとして名声を得るようになった独特なアレンジを受け持ってきたネルソン・リドル、ビリー・メイ、クインシー・ジョーンズなどのアレンジをそのまま演奏していたのでまさにFrank Sinatraビッグコンサートでした。

オープニングから “Let’s Fall In Love” “Fly Me To The Moon” “You Make Me Feel So Young” “Yes Sir, That’s My Baby” “That’s Life” などなどSinatraの名曲が次から次に続いていき、終盤は”My Way” そしてエンディングには“New York, New York”で閉めるという90分にわたる公演でした。ダンサーたちは出ずっぱりで、激しく踊りまくったため、終盤は上半身裸で、汗が飛び散ってきて(前から5列目にいた)圧倒されたBroadway Musicalでした。

公演は812日までBunkamura オーチャードホールで行っていますので、Broadway Musicalが好きな方、Swing Jazzが好きな方、そしてなんといってもFrank Sinatraファンの方には是非お薦めします。久しぶりに大感激し、Sinatraの偉大さを新たにし、Sinatraに酔いしれた夜でした。

Tenor M.M

Classic Jazz

Jazz のルーツは約100年前のアメリカ南部ニューオーリンズにあります。


そこで演奏されていたのは、最も古いJazzといわれるデキシーランド・ジャズでした。

もともとデキシーランド・ジャズはニューオーリンズの黒人達が、お葬式の後に踊りながら帰ってくる時の底抜けに明るく、楽しい音楽だったのです。

お墓に埋葬するまでは、厳粛な曲でゆっくりと行進します。

しかし埋葬された後は、一転してこの世の苦しみが終わったのだから、皆で祝福して踊り狂おうじゃないかというのが、始まりでした。

その背景には奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人達の、故郷への哀愁や、過酷な労働への恨みなどがあったに違いありません。この行進の最後にはかの有名な「聖者の行進が」締めくくりとして演奏されるわけです。

そしてJazzは デキシー、スイング、ビーバップ、フュージョン、ビッグバンド、  スモールコンボ、Jazzボーカル、R&B,ロックのようにスタイルを変えてきたわけです。

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1900年の 20年代、30年代に作られた曲や演奏は、「クラシックJazz」と呼ばれています。Blueskiesでカバーしている曲もたくさん入っています。

これらの曲のいくつかは、100年後にも歌われているかもしれません。

私がJazzに興味を持った理由の一つは、日本を代表するデキシーランド・ジャズ・バンド、“外山喜雄とデキシーセインツ”のリーダは実は私の義理の兄に当たり、その連れ合いが私の姉という関係が有ります。


30数年前に彼らがニューオーリンズで合計6年くらいのJazzの修行中、私もアメリカに駐在していた関係で、ニューオーリンズのPreservation Hall などを訪問した事があります。


そんなわけで、私の好きな Jazz の名曲をたくさん、思い切り歌えるBlueskiesをこれから楽しませていただきたいと思います。今後とも宜しくお願いします。


今年テナー で入団した     H.O

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