現在練習して居る素敵な April in Paris は Modernaires(モダネァーズ) によって歌われたものが原曲となっています。
さて、モダネァーズ とは一体どんなグループだったのでしょうか。
モダネァーズは1935年、ニューヨーク州バッファロー出身の学友3人によって始められ、彼らは「ドン・ファンー2と3」と呼ばれました。
後に4人組となり、フレッド・ウォーリングオーケストラに参加、「モダネァーズ」と名乗りました。
1940年10月グレン・ミラーが「Make Believe Ballroom Time」録音のため彼らと契約し、次いでメンバーの一人の奥さんポーラ・ケリーが1941年3月から8月の間加わり、ミラーはモダネァーズを最も人気のあるビッグバンドの無くてはならない一員へと仕立て上げました。
1941年の映画「Sun Valley Serenade」にミラーバンドと出演後その年10のヒットチャートに輝きました。ミラーが入隊後ポーラ・ケリーはモダネァーズの永久メンバーとなり、5重唱となりました。モダネァーズはその後数十年間、グレン・ミラーオーケストラと世界中を巡業したのです。
The Modernaires
ミラーとモダネァーズの人気の歌には「Perfidia」、最初のゴールド・レコード「Chattanooga Choo-Choo」、「I Know Why」、「Elmer’s Tune」、「Serenade In Blue」、「Kalamazoo」等が有ります。
1945年には「There I’ve Said It Again」がモダネァーズの最初のトップ20ヒットレコードとなりました。
ミラーの行方不明(戦地へ慰問に行く飛行機事故のため)後、モダネァーズは「Moonlight Serenade」、「Sunrise Serenade」、「茶色の小瓶」、「Tuxedo Junction」、「Pennsylvania 6-5000」、「真珠の首飾り」等ミラーのヒット曲の歌盤をレコードに吹き込みました。
モダネァーズのスタイル、ハーモニー、混成は後のビーチ・ボーイズのモデルとなったフォー・フレッシュメン等に多大な影響を与え、ビートルズも後に「彼らのパーフォーマンスに影響された」と述べています。
Wikipedia から抜粋
モダネァーズはその後メンバー及び編成の入れ替えを度々行い、現代にまで生き延びています。
なお、映画「Sun Valley Serenade」はYouTubeで観る事が出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=3ucP6y8p17w
Bass M.K.