皆さんチキ・ゴン・ゴンでお馴染みの Sammy Davis Jr. がブラジルの
ギターの名手 Laurindo Almeida と組んで、1966年シナトラが経営して
いた Reprise Record に吹き込んだ、その名も “Sammy Davis Jr. sings
Laurindo Almeida plays” と言うアルバムを紹介します。
Sammy Davis Jr. と言うと、何をやらせても器用にこなすマルチタレント的な印象が強く、歌わせれば、オーケストラをバックに大声でシャウトするのが常ですが、この一枚は全く趣が違います。
ギターをバックに名曲の数々をしっとりと歌い上げ、彼の違った一面、及び歌唱力の素晴らしさに目を見張らせられる事請け合いです。
過去及びこれからもこの一枚を越える男声ヴォーカルレコードは出な
いのではないかと思わされるほど内容に圧倒されます。
Sammy はあくまでも優しくささやく様に歌いますが、Diction の明瞭
さ、伴奏の素晴らしさとあいまって素晴らしい世界へとあなたを誘い
ます。ジャケットも秀逸。
男声ヴォーカルファンのみならず手元に起きたいレコードの一枚ですね。LP版のライナー・ノーツには “Sammy Davis Jr. sings, Laurindo Almeida plays, Everybody Else, give up” 「サミーが歌い、アルメイダが爪弾く、我々全員脱帽」と書かれています。
なお、当アルバムは当初LPで発売され、
その後何度かCDで発売されました。
CDは現在びっくりするくらいの値段で
発売されていますので、双方入手するには
ある程度の困難、思い切りが必要ですが、
そこは便利な現代、 YouTubeでも聴く事が
できます。
http://nviewer.mobi/player?video_id=nm8891360
Bass M.K