学生時代から、もっぱら聴くだけですがジャズが好きで、ブルー・スカイズについては、
横浜ジャズ・プロムナードで何度か聴いており以前から知っていました。いつかコーラスの
中に入り演奏側の舞台に立てれば、と漠然と思ってはいたものの、楽器演奏ができるわけ
ではなく、本格的なコーラス経験もなく、当然譜面も読めず、また、仕事が多忙でもあり
現実味のない願望に過ぎませんでした。が、ここ1、2年会社勤め現役引退が見えてきた
こともあり、本気度が俄然増して、今年6月に入団させていただきました。
やや無謀と思い大分迷いましたが、多少ピアノを嗜む妻からの後押しとサポートの約束を
得て、思い切って決断しました。入団約5カ月が経過し、結果は大正解と感じています。
予想通りというべきか、当初から、そして今も、ヘ音記号の音符にドレミをカナふり、
音程・リズムを上手く取れないこと多々あり、高音域の声が出ない、英語歌詞が音符に
乗らない等々苦労していますが、歌いたいと思える魅力的な楽曲ばかり、第一線でご活躍の
プロ・ミュージシャンの先生方の熱意とユーモアたっぷりのご指導、スイング感あふれる
伴奏(これを聴くだけでも入団の価値ありと思います)、レッスンでの和気あいあいの雰囲気
など、楽しく充実しており、レッスンのある毎週土曜日を心待ちにしています。加えて、
10月の横浜ジャズ・プロムナードでは、先生方を含むプロ・ミュージシャンと共に演奏側に
立てるという自分にとっては夢のような体験ができました。ただ、先輩方に比べ、自分は足り
ないところばかりとも実感しています。楽しみながらも少しでも歌うことのレベルをあげる
べく、今後も努めていきたいと思っています。

写真はキース・ジャレットのザ・ケルン・コンサート(1975年)2枚組LPのジャケット
です。社宅住まいが手狭になり、当時普及し始めた
CDを買い直せば良いと考え、それまで収集
した
LPレコードを全て処分したつもりでした。今回、HPに投稿するに当たり、掲載写真に
する良い材料がないかと、いろいろ探したら何故か、この
LPが埃を被って残っているのを
発見しました。今持っている唯一のジャズの
LPレコードです。このレコード録音の頃の
日本公演に行きましたが、クラシック風のピアノ・ソロと、時々唸り声をあげ足をドタバタ
するかなり個性的な演奏スタイルが、印象深く記憶に残っています。

 

テナー:S.M
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